Club Pelican

Stories 6

“On Your Toes”日本公演感想集(大阪編)

by みかこ


2004年5月25日(大阪公演初日)

大阪公演が始まり、私はその初日にあたる昨日行って来ました。よかったですよ〜。おかげさまでストーリーが分かっていたので、集中して観る事が出来ました。

まぁ、私は今回初めてなので他と比べようもないのですが、いい舞台の後というのは、帰り道歩いてても、雲の上を歩いてる状態でふわふわするんです。

昨日はまさしくそんな感じでした。

私は完璧ミーハー観客なので、歌や踊りについてきちんとコメントすることは出来ません。昨日の舞台を見ていて受けた印象は、なにかこう、「すこーん」と突き抜けた感じ。硬式テニスのラケットで、ガットど真ん中にボール当てた気分ですね。(運動神経ぶっちぎれの私には滅多にないことなんです)

評判どおり、サラ・ウィルドーはよかった!甲高い声で激しい調子で話すのに、なんであんなに可愛いんでしょう。「行けーもっと行けー!」と心の中でつぶやいたりなんかして。

アダム・クーパーについては、何もよう言いません。これが歌舞伎なら思いっきり屋号が飛び交ってたことでしょう。(『英吉利屋!』か?)

イヴァン・カヴァラッリ…いいですね。すいません、大阪人はラテン好き〜。

あと、学校の生徒役の女性で、ヒスパニック系に見えたんだけど、誰かなぁ。彼女もよかった。えんじ色みたいなタイトスカートに上は白黒ボーダーのノースリーブ着てた人です。どこがって聞かれると困るんですが、彼女のような感じのダンスって好きなんです。目が追ってしまうんですね。(チャウ注:エボニー・モリーナ Ebony Molinaかな?間違ってたらすみません)

私はこの後、最終日の日曜に行きます。違いがあるのか、あっても分かるのかどうか…。どちらにしても、一公演で二回観に行くのは初めてなんで、楽しみです。

余談ですが、去年の白鳥も今回も、大阪公演は中之島フェスティバルホールでした。実の所、私は舞台の演目そのものを観るのが好きなのと同じくらい、このホールが好きなんです。(行こうかどうしようか迷った時、このホールでの上演だったらチケット買ったりするくらい)

実に殺風景なビジネス街の、実に味気ない建物内にあり、ロビーも古いし、他にもっと収容人数が多くて立派で新しいホールはあるのに、このフェスが好きなんです。専門家によると、音響にとって素晴らしい設備になってるそうですが・・・。

素人に言わせると、「絶対の安心をもって、軽やかに深い音を期待する事が出来る」ってとこでしょうか。「器物百年精霊を宿す」じゃないけど、あのホールには何かがいますぜ。


2004年5月30日(大阪公演最終日)

さてさて、今日のラスト公演ですが、前回の初演の時が「すこーん」なら、今回は「指でOKサインを作ってアンダースローで力強くつきだしながら、グッ(GOOD!)」って感じ。相変わらずな感想ですみません・・・。

一度目と今日とで、具体的に「あ、ここ変えたかな」という部分はあるのですが、確信はありません。前も同じだったと言われたら「そうだったかな」という程度の、不確かな感じです。パンいちシーン(チャウ注:「ハーレム・パンツ1回で脱げるシーン」。チャウは3回で脱げるヴァージョン支持派)が長くなったように感じたのは気のせいか・・・?正直言って、私はあの場面は一瞬でいいように思うんですが、まあ、お気持ちは有難く受け取っとくということで・・・。 (^^;)

とはいえ、明らかに「違う」印象は受けました。最初は、やっぱりこう、舞台上と観客席が、お互いに計ってる感がありますが、今日という今日は、客も「よっしゃ、しばらく見納め!」という気合十分、演じる方もヤケクソ、いえいえ、「やったるで!」という思い切りがあったように感じました。

出演者全員、舞台終盤に向けて、歌声は餅のように伸びていき、踊りは「いつもより多めに回っております状態」、ラスト見せ場のアダム・クーパーの腕は、いつもより長ーく伸びていた・・・。と、思ったんだけど、いつもあんなんでしたっけね?

カーテンコールでは色とりどりのテープが落ちてきて、思わず「ひゃっほう!」と叫びましたね。心の中で。(いや、さすがにね)

今思い出しても、頬が緩みますわー。これでしばらくは、「人に優しく自分に甘く」生きていけるような気がします。このタイミングで妙な散財するんですよね・・・。

フィギュアスケートの採点をするような評価の仕方をするなら、もしかしたら最初の時の方が、「あるべき完璧さ」に近かったかもしれません。もちろん、単に私が今日が二度目で、少しは余裕を持って細かい所に目がいったせいもあります。でも、どちらか一回しか行けなかったとしたら、どっちを選んだかなぁ。これは難しいです。

一度目は一人で舞台を堪能した感じ、今日は舞台と客席ひっくるめた全体の中の一人になった感じ。どちらも捨て難いです。

そして今は祭り後の寂しさではありますが、また来春ですね。(きっと「先行予約案内申し込み」をFAXしてしまうであろう・・・。)

初日と最後の「違い」をちょこっと思い出しました。「十番街の殺人」の直前、コンスタンティンにギャングに殺人を依頼してお金を渡すシーン、彼らが契約成立させて舞台からはける際に、ギャングの一人が「あーっはっはっはっ」と高笑いした後「オーサカー」とつぶやいてました。あれ、確か初日には無かったので、いつからか付け加えたんでしょうね。ちょっとしたことですが、なんだか嬉しい・・・。


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